【外壁リフォーム】カバー工法のメリットとデメリットを解説

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【外壁リフォーム】カバー工法のメリットとデメリットを解説

「外壁が古くなってきたので、リフォームを考えている…外壁の張替えが良いのかな?」

「費用が安くなる方法はほかにないのだろうか…」

このように悩んでいませんか?

外壁リフォームには張替えとカバー工法の2種類があります。

外壁カバー工法は解体工事がないため、外壁張替えよりも費用が安くなるというのがメリットですが、デメリットもありますので、十分理解した上で工事の選択をして後悔しないようにしましょう。

そこで今回の記事では、外壁リフォームの「外壁カバー工法」についてお話ししますので、どうぞ最後までお読みください。

【外壁リフォーム】カバー工法とは?

外壁リフォームにおけるカバー工法とは、簡単に言えば既存外壁の上に新規外壁材をかぶせることを言います。

外壁カバー工法で使用する外壁材は、概ねガルバリウム鋼板一択と言えます

外壁カバー工法は、既存外壁の上に新規壁材をかぶせるため解体工事がほぼ必要なく、外壁張替え工事と比較すると工事費用が安くなる傾向にあるのが特徴です。

状況により工事費用が異なるため、事前調査を行った上で施工してもらえば安心です。

【外壁リフォーム】カバー工法のメリットとデメリット

外壁カバー工法は既存外壁の解体をともなわないことから、外壁張替え工事よりも工事費用が安くなるというメリットがありますが、外壁が2重になることにより壁体内に結露が発生しやすくなるというデメリットもあります。

また、カバー工法により建物自重が増えるため、建物構造に不安がある場合は屋根・壁リフォーム専門業者へ相談するようにしましょう。

外壁カバー工法のメリット

外壁カバー工法のメリットは、外壁張替え工事と比較すると工事費用が安くなるという点にプラスしてさまざまなメリットがあります。

【外壁カバー工法のメリット】
■ 費用と工期が短縮できる
外壁カバー工法は既存外壁の解体工事を伴わないため、工事期間も通常の外壁張替えよりも短縮することが可能です。
外壁カバー工法の工事期間は概ね2~4週間で、外壁張替えより1週間程度の工期が短縮されます。

■ 断熱性が高くなる
外壁カバー工法は壁が2重になることから断熱性能がアップし、冷暖房効率も良くなり省エネ効果が期待できます。

■ 防音性が高くなる
建物の壁厚が2重になる外壁カバー工法は、防音性も高くなりますので内部の音が外に漏れることや外部からの騒音を軽減してくれる効果もあります。

外壁カバー工法のデメリット

外壁張替え工事に対しメリットが多い外壁カバー工法ですが、デメリットがあることも理解しておかないとなりません。

【外壁カバー工法のデメリット】
■ 既存壁の状態が確認できなくなる
■ 結露する可能性あり
■ 建物の自重が重くなる
■ ガス・給排水配管の切り回しが必要になる

外壁カバー工法は新規壁材をかぶせるため、既存外壁の状態を外部から確認できなくなりますので、既存外壁にトラブルがあった場合、処理が難しくなります。

また、外壁を重ね合わせることで、壁体内に結露が生じる可能性もあります。

結露は壁体内に空気の通り道が確保できないことで、外壁内外の気温差が大きくなることが原因ですので、壁体内に空気の流れを作る胴縁施工をしっかり行うことが重要です。

外壁カバー工法により外壁荷重が増え、建物自重が増えます。

建物自重が重くなれば構造体に負担がかかるため、工事前に柱や梁などの構造部に問題がないかチェックしておきましょう。

ガスや水道管などは外壁を貫通し建物内部へ配管していますので、外壁カバー工法を施工する際は配管の切り回し(配管の脱着など)が必要となり、一定時間、ガス・水道が使用できなくなることもありますのでご注意ください。

【外壁リフォーム】カバー工法の費用

外壁カバー工法は外壁張替え工事よりも費用が安くなり、概ね150万円~230万円程度が工事費用と考えて良いでしょう。

しかし、状況により費用は増減しますので、外壁専門業者から詳細な見積もりをもらうようにしてくださいね。

【外壁カバー工法費用内訳】
■ 既存外壁の点検及び補修(雨漏りなどの確認)
■ 足場設置
■ 水切り取付
■ 胴縁取付(新規外壁材用)
■ 見切り材取付(外壁材と外壁材の間)
■ 新規外壁材張り
■ 目地・コーキング
■ 足場解体

30坪住宅の場合、外壁カバー工法の工事費用は150万円~200万円前後となり、外壁張替えの場合、概ね180万円~300万円程度ですので、外壁カバー工法の方が費用は安くなると言えるでしょう。
※一般工事価格参考

【外壁リフォーム】カバー工法で美しい外観を実現しませんか?

外壁カバー工法は費用の安さや工期短縮などのメリットがありますが、状況によってカバー工法で対応できないケースも存在します。

また、結露の問題などのデメリットがあることも十分理解しておくことも必要です。

しかしながら、外壁カバー工法は建物外観が新築同様に生まれ変わりますので、耐久性の向上も期待できるため、既存外壁の解体工事に不安がある場合、外壁カバー工法は賢い選択と言えるでしょう。

外壁カバー工法で美しい外観を実現しませんか?

外壁カバー工法についてのご相談は当社にお問い合わせください。

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