軽い屋根のメリットは?重い屋根と比較してみました

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「自宅の屋根が瓦なので、地震の際、落下しないか心配…」

「最近、大きな地震も頻発しているし、この際、屋根を軽い材料で張り替えた方がいいのだろうか?」

このようにお悩みではありませんか?

近年、大地震が頻発し毎日のように地震速報が送られてきて、自宅は大丈夫だろうか?と、心配のことでしょう。

少し昔、自宅の屋根材と言えば瓦が主流でしたが、現在はコロニアルやカラーベスト、ガルバリウム鋼板などの軽量屋根材も多くなってきました。

軽い屋根は建物の耐震性をアップし、台風にも強い特徴があります。

現在、瓦屋根の建物から軽い屋根にリフォームする人も多くなっています。

そこで今回は軽い屋根にはどのようなメリットがあるのか?についてお話しします。

また、軽い屋根と瓦などの重い屋根の比較についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

屋根は軽い方がいい?それとも重い方がいい?

屋根は軽い方がいいのか、重い方がいいのか考え方はそれぞれですが、耐震性や耐風圧力の点から考えると軽い屋根の方が有利であると言えるでしょう。

少し昔の住宅の屋根は瓦が主流であり、重い屋根は重厚感があり、火災や台風から家を守るという理由で採用されていました。

瓦は水や火に強い材料で、耐久性も40年~50年(和瓦の場合)であるため重宝されてきましたが、関東大震災などの大地震の際、瓦屋根の家の倒壊や瓦の落下被害が浮き彫りになり、近年、建物の屋根が軽い屋根へと移行してきたのです。

金属系屋根材などは耐久性が高く軽量であることから、人気が高まっています。

軽い屋根と重い屋根を比較

軽い屋根と重い屋根の特徴を知ることで、自宅にとってベストな選択ができます。

【軽い屋根の特徴】
■ 耐震性に優れている(建物の揺れが小さく、柱・梁への負担が小さくなる)
■ 台風や地震により屋根材が落下しにくい
■ メンテナンスが定期的に必要(塗装、張替え、部分補修が可能)
■ 材料によっては費用が高価
■ 飛来物により屋根材が損傷する可能性あり

【重い屋根(瓦屋根)の特徴】
■ 耐火性に優れている
■ 耐水性に優れている
■ 再塗装が不要
■ 1枚単位での交換が可能
■ 高価
■ 地震や台風で瓦が落ちる可能性あり
■ 地震により建物が大きく揺れる(柱・梁などの負担が大きくなる)

実は、瓦のような重い屋根は絶対的に不利なのかというと、そうではありません。

瓦は耐久性が高いため歴史的建造物にも多く使用されています。

しかし、地震の際、頭部分が重いため軽い屋根と比較すると振れ幅が大きくなりますので、構造部分を強固にする必要があるわけですね。

軽い屋根のメリット

軽い屋根のメリットはさまざまですが、建物の自重(建物全体の重さ)が軽くなることで、柱や梁への負担が軽くなります。

また、地震の際、重い屋根と比較すると、揺れ幅が小さくなり室内の影響が軽減されます。

【軽い屋根のメリット】
■ 地震の際、揺れ幅が小さくなり柱・梁・筋交いなどの負担が減る(耐震性の向上)
■ 台風や地震による材料の落下の可能性が低い
■ 瓦よりも材料費が安価
■ デザイン性が高い

軽い屋根のメリットは耐震性の向上が注目されます。

しかし、屋根が軽くなってもすべての建物の耐震性が向上するわけではありません

阪神淡路大震災では瓦屋根など重い屋根の建物の倒壊が目立ちましたが、これは瓦だけが原因ではなく、構造体に問題があったための事象と言えます。

軽い屋根へのリフォームはメリットが大きいですが、合わせて建物の構造体もチェックすることが大切です。

軽い屋根の種類

軽い屋根に使用する材料はさまざまで、それぞれ特徴を考慮した上で、自宅にマッチした材料をチョイスすると良いでしょう。

【軽い屋根の種類】
■ カラーベスト
■ コロニアル
■ ガルバリウム鋼板(金属系)
■ ジンカリウム鋼板(金属系)
■ 軽量瓦(金属系)

上記以外に、瓦棒葺き(鉄板)などもありますが、耐久性の観点からおすすめしません。

軽量屋根材はそれぞれ費用や耐久性が異なりますが、金属系屋根材の場合、特に耐久性が高く25年~30年の寿命があります。

また、ジンカリウム鋼板、軽量瓦は基本的に塗装によるメンテナンスが不要のため費用対効果も高いと言えるでしょう。

軽い屋根へのリフォームはお早めに

昨今、大地震が頻発し、南海トラフ巨大地震、首都直下地震など30年以内の確率で発生することも予想されており、我が家の屋根についてご心配のことでしょう。

現在の住宅は新耐震基準(1981年以降)で建築されていることも多く、中規模の地震では倒壊する可能性は高くありません。

しかし、屋根の軽量化は地震による構造体への負担を減らし、建物を長持ちさせるために有効であると考えます。

また、地震による瓦の落下や飛散での第三者への被害を防ぐためにも、軽量で耐久性の高い屋根材を使用した軽い屋根へのリフォームをおすすめします。

屋根リフォームはリフォーム実績が多く、熟練した職人が在籍するリフォーム会社へ依頼をしましょう。

屋根リフォームについて、ご不明な点、ご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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