外壁材の種類や特徴と適切なメンテナンス方法を覚えておこう

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外壁材の種類や特徴と適切なメンテナンス方法を覚えておこう

「外壁塗装や張り替えなど、自宅の外壁をメンテナンスしたいと考えているけど、メンテナンス方法は外壁材の種類によって違うの?」

このように考えたことはありませんか?

建物の外壁にはさまざまな材料が使われており、メンテナンス方法にも違いがあります。

外壁材に適切なメンテナンスを行うことで外的要因(雨や紫外線など)から安全に家を守ることができるのです。

そこで今回の記事では外壁の種類や特徴についてお話しします。また、外壁材を長持ちさせるための適切なメンテナンス方法についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

外壁材の種類と特徴

建物の外部を覆う外壁材は大きく分けると6種類の建材があります。

多くの住宅に使用されているデザイン性・コストパフォーマンスに優れた窯業系サイディングや、耐久性が高いガルバリウム、タイルなどがあり建物の環境に合わせ選択が可能です。

また、外壁材の多くは塗装などによる定期的なメンテナンスが必要であることも覚えておきましょう。

外壁材①窯業系サイディング

サイディングとは板状の外壁材を指しますが、一般的に窯業系と呼ばれる製品として広く知られています。

窯業系サイディングはセメントに混和剤や繊維質を混ぜた材料で、デザイン性や機能性に優れており、価格も比較的安価であることが特徴です。

窯業系サイディングは耐衝撃性にそれほど強くないため、飛来物などによりひび割れすることもありますので、その際は速やかな補修が必要となります。

外壁材②モルタル(塗壁)

モルタル外壁はセメントと砂・水を混ぜ合わせた外壁材で、デザイン性が高くコテやハケを用いたデザインはモルタルでしか表現できません。

モルタル外壁は衝撃に強いが表面がひび割れる特徴があり、放置すると水が浸入し建物に影響を与えることがあります。

ひび割れ幅が0.3mmを超える場合、シーリング材などを用いた補修が必要です。また、モルタル表面に塗布する材料(漆喰・塗料・珪藻土)は塗装による定期的なメンテナンスが必要になります。

外壁材③ガルバリウム

ガルバリウム外壁材はアルミなどの金属板を加工した板状の建材を言います。

非常に軽量ですが耐久性が高く、建物への負担が軽い点が特徴と言え、ガルバリウム外壁材はサビに強く腐食しにくいのもメリットのひとつでしょう。

また、ガルバリウム外壁材は金属ならではのシンプルでスタイリッシュなデザインが人気です。

外壁材④ALCボード

ALCボードは軽量気泡コンクリートで形成された材料を指します。

ALCボードは軽量ながら強度が高く、特に耐火性や断熱性が優れており、あらゆる建物の外壁・屋根・床などに使用される材料です。

しかしALCボードは防水性が低いという弱点があるため、耐水・防水に優れた塗料を表層部に塗布する必要があります。

外壁材⑤タイル

タイルは粘土を板状にして焼き固めた材料で、耐久性・耐水性に優れ建物の外壁や浴室などの水廻りに使用されることが多く、経年劣化がほぼないのが特徴です。

タイルは耐衝撃性にも優れていますが変形に弱く特定の力が加わると簡単に割れるというデメリットもあり、例えば地震により建物が振られると変形に追随できず、ひび割れや剥離を起こす場合もあります。

外壁材⑥木質系

木質系外壁材は木の風合いが素晴らしく、ナチュラルデザイン住宅に最適な材料と言えるでしょう。

しかし、耐久性がほかの材料よりも低く、腐食や変色しやすいというデメリットがあります。

また、住宅地で木質系材料を使用する場合、準耐火地域では使用できない製品もありますので注意が必要です。

外壁材の種類別メンテナンス方法

外壁材はすべて同じメンテナンス方法が同じというわけではありませんので、外壁材種類に合わせたお手入れが必要です。

スクロールできます→

外壁材種類 メンテナンス頻度 メンテナンス方法
窯業系サイディング 8年~10年 塗装・張替え
モルタル 8年~10年 塗装(表層部の塗料劣化)
ガルバリウム 10年~15年 塗装・カバー工法
ALCボード 8年~10年 塗装
タイル 基本不要
木質系 5~10年 塗装

※一般工事参考
タイル外壁材以外は定期的なメンテナンスが必要になります。

メンテナンスを行うことで外壁材が守られ、建物を長持ちさせますので外壁材選びの際はメンテナンス頻度も頭に入れておきましょう。

外壁材を適切なメンテナンスで長持ちさせましょう

外壁材には多くの種類がありますが、住環境やデザインの統一性を考えながら選択することが大切です。

また、外壁材種類ごとにメンテナンス方法も変わりますので適切なメンテナンスが必要となります。

外壁材は主に塗装によるメンテナンスが多く、10年サイクルが一般的です。また、外壁材のひび割れ(0.3mm以上)や欠損も速やかに補修の必要がありますのでご注意ください。

外壁材のメンテナンスを怠ってしまうと雨漏りを誘発し、建物の構造体に影響を与えてしまうことも考えられます。

また、外壁材を放置すると劣化が促進されてしまい耐久性も下がるため、適切なメンテナンスを行い長持ちさせましょう!

外壁材のメンテナンスについてのご相談は当社にお問い合わせください。

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