「外壁塗装がいいのか、張替えがいいのか悩んでいるけど、家を長持ちさせるリフォームはどちらがいいのだろう？」
このようにお悩みではありませんか？
外壁塗装も外壁張替えも、大切な家を雨や紫外線から守り長持ちさせる方法と言えます。
しかし、現況の外壁の状態によって、塗装よりも張替えのほうが良いというケースもあるのです。
しかし、外壁張替えは比較的広範囲に及ぶ工事ですから、デメリットも存在します。
そこで今回は外壁張替えによるメリットとデメリットについてお話しします。また外壁張替えのベストタイミングについても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
外壁張替えとは何をするの？
外壁張替えとは既存外壁材をはがし、新規外壁材を張る工事を言います。
外壁張替えの場合、外壁材に干渉する配管なども一時的に撤去する必要があり、ほかの外壁リフォームと比較すると工期や費用が高くなる傾向にあります。
現況の外壁が、割れ・反りなどの劣化が激しく、塗装によるメンテナンスがむずかしい場合は外壁張替えがベターと言えます。
外壁張替えは外壁の下地調整から始め、劣化部分を補修し新規外壁材を張り、外壁を根本的に改善しますので、費用が高く工期は長くなりますが外壁リフォームとして一番安心できる工事なのです。
外壁張替えのメリットとデメリット
外壁張替えは劣化した既存外壁をはがし、新品の材料にするため建物外壁の耐久性が大幅にアップするというメリットがあります。
しかし、費用が高く、工期も長いというデメリットもありますので、外壁張替えを計画する際は、メリットとデメリットを理解しておく必要があります。
外壁張替えのメリット
■ 外壁内部の劣化補修ができる
外壁張替えは既存外壁をすべて撤去しますので、外壁内部の不具合補修やメンテナンスが容易になります。
■ 耐震性が向上する（軽量外壁の場合）
新規外壁材に金属系外壁材を使用することで、建物荷重が軽くなり耐震性が向上します。
■ 建物の耐久性がアップ（新築同様）
外壁材を新しくすることで、これまで以上に外部要因（雨・風・紫外線）などから建物を守ることができます。
外壁張替えのデメリット
■ 費用が高価
外壁張替えは塗装や重ね張りと比較すると費用が高くなります。
外壁塗装は80万円～100万円程度ですが、張替えは200万円～300万円ほどです。
※現況により費用は増減します
■ 工事期間が長い
外壁張替えの工事期間は概ね2～3週間で、塗装工事と比較すると1.5倍～3倍長くなります。
外壁張替えは工事費用が高く、工期が長いことからリフォームするか悩む方もいるでしょう。
しかし、現在、外壁に悩みを抱えているのであれば根本的に問題解決できる外壁張替えがベターな選択と言えます。
外壁張替えと重ね張り（カバー工法）はどちらがいい？
外壁リフォームには、外壁張替えと既存外壁に新規外壁材を重ねるカバー工法がありますが、どちらの工法を選べば良いのか迷うところでしょう。
外壁リフォームは好みの問題というより、既存外壁の状況、予算、工期など総合的な判断から決定することが望ましいと言えます。
【外壁張替え・カバー工法比較】
| 工事期間 | 工事費用 | 耐久性 | |
| 外壁張替え | 2週間～3週間 | 200万円～300万円 | 高い |
| カバー工法 | 2週間程度 | 200万円～250万円 | 中～高い |
現況、雨漏りなどなく、外壁内部に問題が少ないのであれば、カバー工法でも十分でしょう。
しかし、外壁の外部、内部の劣化が著しく、今後、問題が発生しやすい状態であれば外壁張替えがおすすめです。
外壁リフォーム方法を決定する前に、屋根・外壁を専門とするリフォーム会社に点検をお願いしてみましょう。
外壁張替えのベストタイミング
外壁張替えのベストタイミングは、現在の状態や築年数から判断するのが良いと言えるでしょう。
■ 外壁の現況：ひび割れ、剥がれ、雨漏り、反り
■ 築年数：20年～30年程度
外壁は雨・風・紫外線などの外部要因から建物を365日、休むことなく守っています。
外壁材は耐久性が高い建材ですが、徐々に劣化が始まり割れや剥がれなどが発生し、20～30年経過すると寿命が近くなります。
劣化した外壁では建物を維持することがむずかしいため、外壁に異常を感じたら専門業者に相談の上、早めに対策を立てておきましょう。
外壁張替えリフォームでお家のイメージアップ！
劣化した外壁は機能的にも見た目にも、あまり良いイメージを与えません。
しかし外壁張替えリフォームは費用の高さや工期の長さを考えると、工事に踏み切るのをためらう方もいるでしょう。
外壁リフォームには部分補修や塗装、カバー工法というほかの方法もありますので、費用が安い工事を選びたくなるのも分かります。
しかし、外壁リフォームの選択基準はあくまで既存状況で判断することが望ましいのです。
とはいえ、自宅の外壁の状況を的確に判断するのは難しく、外壁リフォーム工事方法の正しい選択もできないかもしれませんね。
そこで、まずは自宅の外壁がどのような状態なのかを屋根・外壁を専門とするリフォーム業者に判断してもらうことが最善と言えるでしょう。
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