「屋根の補修やリフォームを検討しているけど、我が家の屋根にはどんな工事が必要なのだろうか…雨漏りも心配だし、屋根工事って何をするのだろう?」
このように悩んでいませんか?
屋根工事は大きく分けると6つの工事があります。
屋根の状況に応じて工事内容が変わり、工事期間や費用にも違いがあることから、自宅建物の屋根にどのような屋根工事が必要なのかを知っておくと良いでしょう。
そこで今回の記事では屋根工事種類についてお話ししますので、どうぞ最後までお読みください。
屋根工事の種類
屋根工事は屋根全体の葺き替えから、雨樋、板金補修などまで含めると6つの工事があり、費用、工事期間が異なります。
建物屋根に対し、どのような工事が必要なのかは屋根の状況により違うため、事前の現場調査は必須と言えるでしょう。
また、台風やゲリラ豪雨による雨漏りは事前の対策がとても大切になので、被害が出る前に適切な工事をすることが重要です。
屋根劣化による被害は屋根裏や室内への雨漏りとなって現れることが多く、気づいた時はかなり進行しているケースがあり、雨漏りによる室内への被害が大きくなればなるほど、補修費用が高額になることを認識しておく必要があります。
屋根工事①葺き替え工事
屋根工事の中で、費用や期間の規模が大きいのは屋根葺き替え工事です。
屋根葺き替えは既存屋根を取り除き、新規屋根材で葺き替える工事になります。
屋根葺き替えは費用が高額になりますが雨漏りが心配であれば一番のおすすめ工事と言えるでしょう。
【30坪2階建て想定で下屋根(1階屋根)なしの場合】
工事内容:既存屋根材撤去、防水シート、野地板(木材下地)撤去の上、新規張り替え
工事期間:7~10日程度
費用相場:100~200万円
※下屋がある場合、工事期間や費用が増える可能性あり
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
屋根工事②カバー工法
屋根カバー工法は既存屋根に新規屋根材を重ね葺きする工事です。
屋根の軽量化や将来的なメンテナンス費用を抑えられることが特徴と言えます。
【30坪2階建て想定で下屋根(1階屋根)なしの場合】
工事内容:既存屋根洗浄、必要に応じ補修、屋根下地、防水シート、新規屋根材設置
工事期間:5~7日程度
費用相場:80~120万円
屋根カバー工法は解体工事がないことから工事音やほこりが少なく、ご近所にも十分配慮ができます。
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
屋根工事③塗装工事
屋根塗装工事は既存屋根に塗料を塗布する工事で、屋根工事種類の中では最も一般的な工事と言えます。
【30坪2階建て想定で下屋根(1階屋根)なしの場合】
工事内容:足場工事、高圧洗浄、下地処理、養生、塗料塗布
工事期間:10~12日(屋根塗装のみの場合)程度
費用相場:50~80万円
屋根塗装工事を実施する際は家全体のメンテナンスが可能な、外壁塗装の同時施工がおすすめです。
※屋根塗装工事は、屋根勾配によっては足場工事が必要になり費用がアップすることもあります。
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
屋根工事④漆喰工事
自宅屋根が「瓦」である場合、メンテナンスに漆喰工事が必要です。
漆喰は15年前後で雨などによる影響で剥離を起こし、結果、瓦のずれを引き起こします。
【30坪2階建て想定で下屋根(1階屋根)なしの場合】
工事内容:補修部分確認、塗り替え・充填(メンテナンス時はほぼ、全ての漆喰)
工事期間:3~4日程度
費用相場:30~80万円
漆喰が劣化すると雨で流れ、雨漏りの原因にもなりますので、お手入れは必ず行うようにしてくださいね。
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
屋根工事⑤板金工事
コロニアルなどのスレート屋根の棟部分(屋根の最上部)には金属板が使われており、劣化により固定のための釘が抜け落ち、強風や台風時に風で板金が飛ばされることがあります。
劣化した状態で放置すると、雨漏りの原因にもなりますので注意が必要です。
【30坪二階建て想定で下屋根(一階屋根)なしの場合】
工事内容:既存板金状態により打ち替え、新規板金材交換、下地腐食の場合は交換
工事期間:2~4日程度
費用相場:20~50万円
板金工事は、補修場所により足場工事が必要になるため費用がアップすることもあります。
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
屋根工事⑥雨樋交換工事
雨樋工事は軒樋(屋根先端)、竪樋(屋根から地上に雨を流す)の二種類の交換です。
また劣化による破損、樋固定金具外れなど部分的な交換で済むこともありますが、劣化が著しい場合は交換がおすすめです。
工事内容:雨樋劣化箇所を確認、補修または交換
工事期間:1~3日程度
費用相場:3千円~10万円
雨樋は10年前後で劣化しますので、外壁や屋根塗装時期に合わせて交換するのも一つの方法です。
※工事期間・費用は一般的な工事を参考
雨漏り診断の大切さ
雨漏り箇所の特定は難しく、建築に少し詳しい方でも発見できないこともあります。
まして、屋根は普段目にすることもない場所ですから、気づいたら雨漏りしていたということも考えられます。
雨漏りを放置すると建物全体に広がり、莫大な補修費用が必要になることもあるのです。
雨漏りは早期発見と補修により、建物被害を最小限にし抑えることができますので、屋根定期診断や雨漏り診断を心がけましょう。
屋根工事種類を把握し適切な工事で大切な家を守りましょう
劣化した屋根にどのような工事が必要なのか、また、屋根工事種類はどのようなものがあるのかを事前に把握しておけば、メンテナンス予算の把握や雨漏り予防にとても役に立ちます。
屋根工事種類を把握し適切な工事で大切な家を守りましょう。
屋根工事について、ご不明な点やご質問がありましたら当社へお問合せください。
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