2022.10.26

屋根塗装に遮熱塗料を使用し快適な住空間を実現

お役立ち情報

「夏の2階の部屋はエアコンが効きにくく、夜も暑くて眠れない。塗装業者から遮熱塗料の屋根塗装を勧められたけど効果はあるの？」

「遮熱塗料ってどんな塗料なの？」

このように悩んでいませんか？

屋根の受ける夏の直射日光による温度は45℃～60℃以上になるため、直下にある部屋は夜になっても温度が下がらず寝苦しい環境になってしまいます。

しかし、遮熱塗料を塗布することで屋根は10℃、室内で3℃も温度を下げることが可能です。

5月頃から9月頃、気温が30℃以上になる地域における屋根への遮熱塗料の塗布は、住環境を改善してくれるとても優れた手段と言えるでしょう。

そこで今回の記事では遮熱塗料についてお話ししますので、どうぞ最後までお読みください。

遮熱塗料とは

遮熱塗料とは太陽光を効率よく反射し、温度により受ける建物の影響を軽減させる効果のある塗料を言います。

遮熱塗料は屋外の熱の侵入を抑える暑さ対策のための塗料で、スペースシャトルで採用している技術を地上で使用できるようにした製品「ガイナ」が有名です。

また、多くの塗料メーカーからも独自開発された遮熱塗料が発売され、さまざまな場所で活躍しています。

ただし、遮熱塗料は金属系屋根の塗装が中心で、瓦やアスファルトシングルなどの屋根には塗布できないため注意が必要です。

遮熱塗料の効果

遮熱塗料は太陽光を反射させ屋根と室内温度の上昇を抑える効果があります。

【遮熱塗料の効果】
■ 屋根温度を最大20℃程度低下させる
■ 室内温度上昇を抑えることで冷房効率をアップさせる
■ 冷房効率が良くなることで電気料金の削減になる

遮熱塗料の最大の効果は室内環境を快適に保ってくれるという点ですね。

夏の室内は建物の断熱効果にもよりますが、熱の蓄積により夜になっても熱が逃げず、寝苦しい夜が続いてしまいます。

遮熱塗料は室内温度を下げるため、エアコン可動率が下がり、電気料などのランニングコスト削減にも寄与します。

遮熱塗料は室内温度上昇を防ぐ効果で快適な室内を提供し、冷房効率をアップさせ夏の電気料金の削減に大きく貢献してくれる製品と言えるでしょう。

遮熱塗料のメリット・デメリット

屋根の温度上昇を抑え、室内環境を改善してくれるメリットのある遮熱塗料ですが、一般塗料と比較すると材料費が高いというデメリットもあります。

遮熱塗料のメリット

■ 屋根温度上昇を抑え室内環境を改善
■ 節電効果がある
■ 耐用年数が一般塗料より長い（15～20年）
■ 屋根・外壁の寿命が延びる
■ 補助金給付の可能性あり

遮熱塗料は一般塗料と比較し耐用年数が長く、屋根や外壁を長年外部要因から守ってくれます。

また、室内温度環境の改善により冷房効率がアップし節電に貢献できるため、家計にも優しい塗料と言えるでしょう。

さらに、節電などにより省エネにも対応することで、自治体からの補助金給付が受けられる場合もあります。

遮熱塗料のデメリット

■ 費用が高い
■ 塗膜汚れにより機能低下
■ 専門業者による取り扱いが必要
■ 冬季の遮熱により室内温度低下の可能性あり（室内断熱性により変わります）

室内環境を大きく改善してくれる遮熱塗料ですが材料費が高い、専門業者でないと取り扱えないなどのデメリットもあります。

また、遮熱塗料は付着した汚れが蓄積すると遮熱効果が低下してしまうため、定期的な清掃も必要になります。

遮熱塗料は太陽光を反射し熱の上昇を抑えることから夏は効果を発揮しますが、冬は逆に室内温度を低下させてしまうのでは？という疑問を持ちますが、冬の遮熱効果は非常に小さいため温度変化の影響はあまりないと考えて良いでしょう。

遮熱塗料導入の際はメリット・デメリットを確認した上で導入計画を立てるようにしましょう。

屋根塗装に遮熱塗料が最適な理由

屋根塗装に遮熱塗料を塗布することで、温度の上昇を抑え室内環境の改善につながり、エアコンや冷房家電などの効率化が促進され電気料金の節約になりランニングコストによる家計の負担が楽になります。

また、屋根は一般的に10年前後に塗装などのメンテナンスが必要になりますが、遮熱塗料は耐用年数が長いことからお手入れ期間に余裕を持たせることが可能なのです。

遮熱塗料は一般的な塗料と比較し費用は割高になりますが、室内環境の改善効果、塗装サイクルコストを考慮すると、屋根塗装には最適な塗料であると言えるでしょう。