「外壁が劣化してきたので、そろそろメンテナンスしたいと思っているけど外壁塗装で良いのだろうか？」
「家を長持ちさせる方法はほかにもあるの？」
このように悩んでいませんか？
外壁のメンテナンス方法には塗装・張り替え・重ね張り、3種類のリフォーム方法があります。
費用面で考えれば塗装が1番安価と言えますが、外壁状態によっては別の方法が適切であることも考えられます。
外壁を美しく長持ちさせるには外壁材の種類や状態に合った適切な方法でメンテナンスするのがベストです。
そこで今回の記事では外壁リフォームの種類についてお話しします。また外壁材別による適切なリフォーム方法についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
外壁リフォーム3つの種類
外壁は10年サイクルでのメンテナンスが必要で、状態に応じたリフォームを行うことで長持ちさせることができます。
外壁メンテナンスには主に3種類のリフォーム方法がありますので、劣化状況や将来的なことを踏まえながら適切なリフォームを選択していくことが大切です。
予算や状況に応じ、外壁工事業者と相談しながらリフォームを進めていくと良いでしょう。
①外壁塗装
外壁リフォームで最も多いのは外壁塗装によるメンテナンスです。
外壁は築10年前後で表層塗膜が劣化し雨水を弾かないようになり、外壁材の劣化を促進させてしまいます。
外壁材が雨水を含むと表面にコケやカビが繁殖したり、外壁材の耐久も下がり割れやすくなってしまうのです。
外壁劣化状況により必要箇所を補修が必要になることもありますので、外壁業者による点検を実施しておくと良いでしょう。
②外壁張り替え
外壁塗装によるメンテナンスが限界（外壁塗装限界は2回程度）に達した場合や、外壁材の割れや劣化が激しいケースでは外壁張り替えがおすすめです。
外壁塗装は外壁材の耐久性が高くなるわけではないため、塗装してもそれほど長持ちしません。
しかし、外壁張り替えをすれば今後10年前後、塗装による大きなメンテナンスは不要になりますので長い目で見て外壁のトータルメンテナンス費用は安くなると言えます。
③外壁重ね張り
外壁重ね張りは既存の外壁材の上から新規材料をかぶせる方法で、塗装よりも割高ですが外壁張り替えよりも工事費が安いという特徴があります。
外壁重ね張りは張り替え同様、10年前後は大きなメンテナンスは必要ありません。
しかし、既存外壁が原因で発生した不具合は対処が難しく、修理するとなると重ね張りした外壁を1度、剥がす必要がありますのでご注意ください。
外壁種類によるリフォーム方法
外壁のメンテナンス方法は外壁種類により異なりますので、自宅建物の外壁種類を確認しておくことをおすすめします。
外壁リフォームは概ねどのような外壁でも対応可能ですが、外壁工事業者と相談しながら計画していくのがベターです。
モルタル外壁リフォーム
モルタル外壁リフォームには3種類の方法があり、外壁の状況に応じ選択していきましょう。
【モルタル外壁リフォーム方法】
■ 外壁塗装
■ サイディング重ね張り
■ サイディングに張り替え
モルタル外壁はモルタル下地に塗料を塗布しているのが特徴で、現在は漆喰塗りや珪藻土外壁の住宅もたくさんあります。
劣化状態は表面塗膜のチョーキング（指で触ると白くなる）やひび割れが特徴です。
モルタル外壁は比較的耐久性が高いので、外壁塗装によるメンテナンスでも十分建物を維持できます。
しかし、建物のデザインを変えたい場合はサイディングの重ね張りやモルタルを剥がし、サイディングに張り替えるという方法もあります。
サイディング外壁リフォーム
サイディング外壁リフォームは外壁塗装によるメンテナンスが多いですが、ほか2種類のリフォームもあります。
【サイディング外壁リフォーム方法】
■ 外壁塗装
■ 重ね張り
■ 張り替え
サイディング外壁は築10年～20年であれば外壁塗装でも良いですが、20年以上の場合、サイディングの耐久性が落ち塗装では対処できないことがあります。
築20年以上経過したサイディング外壁には重ね張り、もしくは張り替えによるリフォームが望ましいと言えるでしょう。
ALC外壁リフォーム
ALC外壁とは軽量気泡コンクリートで作られた外壁材で、旭化成のヘーベルハウスの外壁材として広く認識されています。
ALC外壁リフォームは基本的にサイディング外壁のメンテナンス方法と同じです。
【ALC外壁リフォーム方法】
■ 外壁塗装
■ サイディング重ね張り
■ 張り替え
ALC外壁はサイディングと大きな違いはなく、10年～20年で外壁塗装、20年以降は重ね張りか張り替えが良いでしょう。
外壁リフォームを適切な方法で行い美しい外観を！
外壁リフォームは外壁材の種類で違いがありますが、初期メンテナンスの段階では外壁塗装が望ましく、劣化状況に合わせ張り替えや重ね張りが良いと言えます。
しかし、外壁は建物の状況や環境により劣化に大きな違いがあります。
外壁材が大きく破損している場合やひび割れ箇所多数、雨漏りが頻繁に起こるケースでは、塗装より張り替えや重ね張りが適していますので、外壁工事業者に点検を依頼した上でリフォーム方法を検討してくださいね。
外壁リフォームは適切な方法で行い、いつまでも美しい外観を保っていきましょう！
外壁リフォームについてのご相談は当社にお問合せください。
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