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2026.02.05

大和ハウスのDXウォールで15年点検を迎え、「外壁と屋根の工事で250万円です」と告げられたとき、多くの方が最初に考えるのは「本当にここまで必要なのか」「DXウォールはメンテナンスフリーだと聞いていたのに」という違和感です。DXウォールを含む外壁メンテナンス費用は30坪前後で150〜350万円となるのが一般的ですが、問題はその金額が自分の家の状態と合っているか、どこまでが削れないラインなのかが分からないことにあります。
この記事では、大和ハウスのメンテナンススケジュールや保証延長の条件を前提に、DXウォールの構造と「真っ先に傷むポイント」を分解し、15〜20年のどのタイミングで何をやると総額がどう変わるのかを、現場の工事内容とメンテナンス費用の内訳まで踏み込んで整理します。ハウスメーカーと外壁塗装専門業者の見積りを並べたときの価格の構造、シーリングやベランダ防水で絶対に削ってはいけない項目、逆に内容を見直しやすいポイントも具体的に示します。
DXウォールを選んだ強みを活かしつつ、「大和ハウスのメンテナンスは高い」と感じる原因を解体し、今提示されている見積りにどう向き合うかを決めるための判断材料を一気にそろえたい方は、このまま読み進めてください。
15年点検でいきなり200万〜300万円クラスの見積を出されると、多くの方が「高耐久って聞いていたのに…」と固まってしまいます。実は、この“期待と現実のギャップ”こそが、一番お金を失いやすいポイントです。
dxウォールは、窯業系サイディングに高意匠デザインとコーティングを組み合わせた外壁材です。厚みがあり、表面の凹凸も深く、デザイン性と耐久性を両立させたグレード帯に入ります。
ざっくり構造を整理すると次のとおりです。
| 層 | 役割 | メンテ時のポイント |
|---|---|---|
| サイディング本体 | 雨風から建物を守る壁本体 | 割れ・反りが出ると張り替えレベル |
| 表面コーティング | 汚れ・紫外線から保護 | 光触媒など特殊仕様に要注意 |
| シーリング | 目地やサッシ周りの防水 | 劣化が最初に出やすい部分 |
| 防水紙・下地 | 最終防水ライン | ここに水が回ると大工事 |
耐用年数と聞くと「外壁材が何年もつか」に意識が向きがちですが、実際に先に限界を迎えるのは外壁本体ではありません。
dxウォールで15〜20年の節目に問題になるのは、ほとんどがシーリングと防水です。特にこの外壁は目地が多く、サッシ周りも含めるとシーリングの総延長が長くなりがちです。
よく見られる流れは次のようなパターンです。
10年前後
15年前後
18〜20年
外壁材自体はまだいけそうでも、「水を止めるゴム(シーリング)」と「ベランダ防水」が先に悲鳴を上げるイメージです。ここを軽く見て塗装や補修を先送りすると、20年以降にサイディングの張り替えや下地補修で一気に費用が跳ね上がります。
点検やメンテナンスのタイミングは、多くの住宅で次のようなサイクルを想定しています。
| 築年数の目安 | 状態イメージ | 検討したい工事の例 |
|---|---|---|
| 10年前後 | 劣化の初期 | コーキング補修の要否チェック |
| 15年前後 | 分岐点 | シーリング打ち替え・防水補修・場合によっては外壁塗装 |
| 20年前後 | 本格メンテ期 | 外壁塗装+全面シーリング+ベランダ防水のセット |
dxウォールは「表面が強いぶん、塗装タイミングを少し後ろにずらせる可能性がある外壁」と捉えた方が現実に近いです。ただし、シーリングや防水の劣化スピードまでは止められません。
私の視点で言いますと、15年点検は「やる・やらない」を決める年ではなく、「どこまで先送りしても安全に持たせられるか」をプロと一緒に組み立てる年です。
外壁本体だけでなく、目地・サッシ周り・ベランダ床までセットで状態を把握しておくと、20年時点のメンテナンス費用を無駄に膨らませずに済みます。
30坪前後の住宅で外壁メンテナンスの相場が150〜350万円と言われる中、dxウォールの家で提示される見積が上限側に振れやすいのには理由があります。高耐久サイディングという看板の裏で、構造と仕様がコストを押し上げる仕組みになっているからです。
dxウォールで費用が上振れしやすい主な要因は次の通りです。
目地・サッシ周りのシーリング量が多く、コーキング工事のメーター数が増える
凹凸の深いデザインパネルで、塗装手間と塗料使用量が増える
光触媒コーティングの影響で、下塗り材を慎重に選ばないと塗膜剥離リスクが高い
この3点がそろうと、同じ延床面積でもシーリング・養生・手間賃が1〜2割増しになりやすく、相場の上限側の金額が出やすくなります。
「トータル○○万円」だけ見て判断すると損をしやすいので、まずは内訳を分解して見ることが大切です。私の視点で言いますと、dxウォールの家で特に差が出やすいのは次の4項目です。
足場: 安全基準を守ると、30坪クラスでも足場だけで2桁万円は当然
高圧洗浄・下地処理: 光触媒対応の下塗りを入れると材料費がアップ
シーリング: 目地・サッシ周りの量が多く、打ち替え総メーターが長くなりやすい
外壁塗装: 凹凸が深いぶん、ローラー1往復では谷部に塗料が入り切らず手間が増加
おおまかな内訳イメージを整理すると、次のようなバランスになります。
| 工事項目 | 30坪前後の目安構成比 | dxウォールで増えやすいポイント |
|---|---|---|
| 足場 | 15〜20% | 塗装とベランダ防水を同時施工すると効率的 |
| 洗浄・下地 | 5〜10% | 光触媒対応プライマーで材料単価アップ |
| シーリング | 15〜25% | 目地・サッシが多くメーター数増 |
| 外壁塗装 | 40〜50% | 凹凸が深く塗布量と手間が増加 |
| 付帯・雑工事 | 10〜15% | 雨樋・軒天・シャッターBOXなど |
この表で、どこが相場から外れて高くなっているかを見れば、「削るべきか守るべきか」の判断がしやすくなります。
同じ内容に見えても、メーカーと地域の塗装専門店では価格の作られ方が違います。よくある違いを整理すると、次のような構造になります。
| 項目 | ハウスメーカー | 外壁塗装専門店 |
|---|---|---|
| 価格 | 高めになりやすい | 中間マージンが少なく抑えやすい |
| 仕様 | 自社基準で安全寄り | 現場に合わせて柔軟に組める |
| 保証 | メーカー保証・延長と連動 | 自社保証中心で内容は店次第 |
| dxウォール知識 | 新築仕様を把握 | 経験の差が大きい |
| 担当 | 営業・アフター経由 | 職人寄りの提案が多い |
メーカー側は、保証延長や全国統一仕様を前提に「余裕を見た工事」を組むため、どうしても費用は高めに振れます。一方で、外壁塗装専門店は中間マージンをカットしやすい反面、dxウォールの光触媒や目地構成を理解していないと、数年後の塗膜剥離やシーリング早期劣化を招くリスクがあります。
費用だけで選ぶのではなく、
見積書に「シーリングのメーター数」と「打ち替えか打ち増しか」が明記されているか
光触媒対応の下塗り材と、既存仕様を理解した説明があるか
ベランダ防水を足場共用で同時にやる前提でプランされているか
この3点をチェックすると、価格の裏側にある技術レベルと考え方が見えてきます。15年点検で出た高額見積も、この視点で分解していくと、本当に削っていい部分と、将来の雨漏りリスクを避けるために残すべき部分がはっきりしてきます。
15年点検前後の外壁は、パッと見はきれいでも、プロから見ると「そろそろ赤信号」の家がかなり多いです。特にこの外壁は、痛み始める場所がほぼ決まっています。
まずは外壁そのものの状態チェックです。ざっくり仕分けると次の通りです。
| 症状 | 状態の目安 | 対応レベル |
|---|---|---|
| 軽い色あせ | 紫外線による経年変化 | 経過観察 |
| 北面のうっすらコケ | 湿気が多い面でよくある | 洗浄検討 |
| 手で触ると白い粉(チョーキング) | 塗膜の防水力が落ち始めた状態 | 塗装検討 |
| ヘアクラック(髪の毛程度のひび) | 表面だけのひび | 要観察 |
| 外壁の膨れ・剥がれ | 下地まで水が回っている可能性 | 早期補修 |
特に、チョーキング+南面の色あせが強い場合は、塗装の防水性能がかなり落ちているサインです。ここを超えてから一気に劣化が加速し、次のシーリングトラブルにつながります。
この外壁がほかの窯業系サイディングよりも「費用が上がりやすい」背景に、目地とサッシまわりのシーリング量の多さがあります。高意匠パネルで凹凸が深いぶん、コーキングの長さも養生手間も増えるからです。
チェックするときは、次の3点を必ず見てください。
目地シーリングに横方向のひびが入っていないか
シーリングの表面がカチカチに硬くなっていないか
サッシまわりで隙間・剥がれ・黒い影(汚れ進入跡)がないか
ここが切れると、どれだけ外壁材が高耐久でも雨水が一気に内側へ入ります。私の視点で言いますと、18〜20年での雨漏り相談は、外壁よりシーリング破断が原因のケースが圧倒的に多いです。
雨漏りでよく見落とされるのが、ベランダと屋根まわりです。外壁塗装だけを意識して、防水を忘れると、あとから高くつきます。
チェックポイントをまとめると次の通りです。
ベランダ床
手すり根元・笠木
屋根との取り合い部
ベランダ防水を「外壁と一緒の塗料でついで塗り」してしまい、2〜3年でバリバリに割れてやり直しになる現場も少なくありません。防水は防水専用の工事かどうかを、見積書でも必ず確認しておくと安心です。
15年点検で「外壁と屋根で250万円です」と言われた瞬間、頭が真っ白になった方は多いです。現場で見ていると、同じ30坪クラスの住宅でも、15〜20年の選択次第でトータル100万円以上差がつくケースが珍しくありません。
まずは、代表的な3パターンをざっくり比べてみます。
| パターン | 15年時の工事 | 20年時の工事 | 生涯コストの傾向 |
|---|---|---|---|
| 攻め型 | 外壁塗装+シーリング全面+ベランダ防水 | 点検中心の軽補修 | 初期は高いが長期では安定 |
| 分散投資 | シーリングと防水補修中心 | 外壁塗装+付帯部塗装 | キャッシュは楽だが総額はやや増えやすい |
| 放置型 | ほぼ何もしない | 張り替え+補修が重なる | 一気に高額化・構造リスク大 |
そのうえで、それぞれの中身をもう少しリアルに分解してみます。
攻めのパターンは、15年点検のタイミングで「足場を組んだついでに全部やり切る」考え方です。
30坪前後だと、外壁塗装とシーリング打ち替え、ベランダ防水まで含めて、足場込みでおおむね150〜250万円ゾーンに入りやすい印象です。
メリットは3つあります。
足場を1回で済ませられる
シーリング破断やベランダの雨漏りリスクを一気に下げられる
20年時点は点検と軽補修で済む可能性が高い
dxウォールは目地やサッシまわりのシーリング量が多く、防水ラインが弱点になりやすい外壁です。ここをまとめて打ち替え、防水もトップコートではなく必要に応じてFRPやウレタンでしっかり組み直すと、20年以降のトラブル率がかなり下がります。
「今が子どもの教育費ピークでなければ」「長く住み続ける予定であれば」、攻めのパターンは結果的に生涯コストを抑えやすい王道コースになりやすいです。
ローンや教育費が重いご家庭で選ばれやすいのが分散投資パターンです。15年目は最小限の防水ライン確保に絞ります。
目地とサッシまわりを中心に、劣化の激しいシーリングを優先補修
ベランダ床のひび割れや立ち上がりだけをピンポイント補修
外壁塗装は20年目に持ち越し
この場合、15年時は60〜120万円程度で抑え、20年目に外壁塗装や付帯部塗装をまとめて行う形になりやすいです。
ポイントは、15年時のシーリングと防水補修を「ケチり過ぎない」ことです。ここを削ると、18〜20年の間にシーリング破断からの雨水侵入が起き、結果として20年時の工事が「塗装+部分張替え+内部補修」で一気にふくらみます。
分散投資パターンは、
15〜20年の間に売却の可能性がある
手元資金を極力温存したい
といったご家庭に向きますが、プロの診断でどこまで延命できるかをシビアに見てもらうことが前提になります。
私の視点で言いますと、現場で一番「もったいない」と感じるのがこのパターンです。15年点検で「まだ大丈夫そうですね」と言われて安心し、その後20年近くほぼノーメンテで突っ走ったケースです。
こうなると、次の症状が一気に出やすくなります。
シーリングの完全破断+サッシまわりからの雨水侵入
サイディングの反り・割れ・浮き
ベランダ防水層の膨れや剥がれ
塗装でごまかせないほど傷んだ外壁は、部分的な張り替えやカバー工法が必要になり、足場込みで300万円台に乗ってくることもあります。さらに、構造材まで傷んでいると内部補修費も上乗せされます。
20年放置パターンの最大の問題は、お金をかけても「元に戻すだけ」で終わってしまうことです。攻めのパターンのように、先回りでメンテナンスしていれば避けられた出費が、まとめて請求書に乗ってくるイメージです。
dxウォールのような高耐久サイディングは、表面の塗膜が意外ときれいなまま残ることが多く、「まだ平気そう」という錯覚を起こしがちです。ですが、実際に先に悲鳴を上げるのは見えにくいシーリングとベランダ防水です。この2カ所だけでも、15〜18年のどこかでしっかり手を入れておくと、20年以降の運命は大きく変わります。
「この見積、ほんとに払う価値あるのか?」とモヤッとしたときが、冷静にジャッジするベストタイミングです。塗装の現場を見てきた私の視点で言いますと、ポイントは「誰に頼むか」より「何にお金を払うかを理解しているか」に尽きます。
ハウスメーカーの見積が重く感じるのは、単なるボッタクリではなく「構造」があります。
| 項目 | ハウスメーカー | 外壁塗装専門会社 |
|---|---|---|
| 価格の構造 | 本体工事会社→地域工務店→協力業者と中間マージンが多い | 施主→施工会社(自社職人)の一本線が多い |
| 仕様 | 自社基準の塗料・シーリング・防水仕様で統一 | 建物や劣化状態に合わせて柔軟に選定 |
| 保証 | 構造・雨漏り保証との関係がある | 外装のみの保証が中心 |
特にdxウォールは、目地が多くシーリング量が増えやすい外壁です。メーカー仕様では
高耐久のシーリング材
付帯部まで含めた防水ラインの一括更新
足場や養生を含んだパック工事
になりやすく、そのぶんメンテナンス費用が一段上がります。見積書の「共通仮設費」「現場管理費」にも、本社やアフター部門のコストが含まれるため、どうしても総額が跳ね上がる構造です。
一方、地域の塗装専門店に依頼すると、同じ30坪クラスでも費用感が変わります。よくあるざっくりイメージは次の通りです。
| 工事内容 | 目安ボリュームゾーン | 危険ラインの目安 |
|---|---|---|
| 外壁塗装+シーリング全面打ち替え | 120〜180万円程度 | 90万円を大きく切る水準 |
| 外壁+屋根+ベランダ防水改修 | 160〜230万円程度 | 130万円を大きく切る水準 |
ボーダーラインを割り込む見積は、一見お得でも
足場を極端に安く抑えて安全性が下がる
シーリングを「打ち増し」にして材料をケチる
dxウォールの光触媒を無視した下塗りで、数年後に塗膜剥離
といったリスクを抱えがちです。とくにシーリングの単価と数量、下塗り材の種類は必ず確認しておきたい部分です。
悩ましいのが、保証延長と費用のバランスです。判断の軸を整理すると迷いが減ります。
構造や雨漏り保証を最優先したい
→ 外装もメーカー主体で行い、保証条件をきっちり満たす選択肢が安心
外装は柔軟に仕様を選びたい
→ 構造保証はメーカーに任せつつ、外壁・屋根・ベランダ防水は専門店に相談
予算を抑えつつリスクも抑えたい
→ 15年点検ではシーリングや防水など「雨水の入り口」だけをメーカーに依頼し、20年前後の塗装と付帯部は専門店で計画する方法もあります。
dxウォールの場合、「防水ラインの維持」だけは誰に頼んでも絶対に削れないラインです。そのうえで、色決めや塗料グレード、屋根とのセット工事などは、塗装会社に相談したほうが選択肢も多く、トータルのコストも抑えやすくなります。
手元の見積をただ高い安いで判断する前に、「保証」「仕様」「マージン」がどう組み合わさっているかを一度分解してみると、自分の家にとっての最適解が見えやすくなります。
「見積の数字だけ削ったら、数年後に建物本体で高額出費」
このパターンが一気に増えるのが、築15〜20年のdxウォールです。
現場でメンテナンス費用を見直す時に、ここだけは妥協してはいけない3箇所を整理します。
dxウォールは光触媒コーティングが効いている間、汚れが付きにくい半面、「塗料が付きにくい外壁」でもあります。
ここを読み違えると、5年前後で面状の塗膜剥離が一気に出ます。
ポイントは下塗りの「種類選び」と「試し塗り」です。
光触媒対応の下塗り材かどうか確認
高圧洗浄でチョーキングや汚染をしっかり落としてから施工
北面や日影部分で、小面積の試し塗りをして付着状態を確認
参考までに、下塗りの考え方をざっくり整理すると以下のイメージです。
| 状態 | 下塗り選定の目安 | リスク |
|---|---|---|
| 光沢がまだ強い | 光触媒対応の高密着系 | 密着不足で剥離 |
| かなり色あせ | 通常のサイディング用も候補 | それでも試し塗り必須 |
私の視点で言いますと、dxウォールを初めて扱う業者ほど「いつも使っている下塗り」で済ませがちです。ここにだけは、見積の単価よりも仕様の中身を優先して確認しておいてください。
dxウォールは目地量が多く、シーリングがメンテナンス費用を押し上げる要因になりやすい外壁です。
ここで「打ち増しで安くできますよ」と言われた時こそ要注意です。
シーリングの基本判断は次の通りです。
目地の両端が剥がれている
奥までひび割れ、痩せが進行している
このどちらかに当てはまるなら、目地は打ち替えが基本ラインです。
打ち増しは「まだ弾性が残っている」「奥の防水ラインが健全」と診断できる一部のみが対象になります。
チェックすると良いポイントを挙げておきます。
見積のシーリング数量が、図面の目地長さに対して極端に少なくないか
「撤去・清掃・プライマー塗布」といった工程が明記されているか
サッシまわりも打ち替え対象になっているか
シーリングは雨漏りの最後の砦です。ここを値引き材料にすると、18〜20年でサッシまわりからの雨水侵入→内部の木部補修→足場のかけ直しという、メンテナンス費用が跳ね上がる流れになりやすくなります。
最後がベランダ防水です。
外壁塗装の見積に「ベランダ防水サービスで上塗り」と入っているケースが多いのですが、ここにも大きな落とし穴があります。
よくある失敗パターンは次の通りです。
本来FRP防水やウレタン防水である床に、外壁と同じシリコン塗料を塗ってしまう
たわみや動きに追従できず、2〜3年でひび割れ・膨れ
そのひび割れから雨水が入り、構造体側まで湿気が回る
ベランダは「人が乗る」「水が溜まる」「紫外線をまともに受ける」場所なので、外壁以上に防水仕様がシビアです。メンテナンス費用の中で見るべきポイントは次の3つです。
既存防水の種類を現地で診断しているか
ただの上塗りか、トップコート更新か、防水層からやり直すのかが明示されているか
勾配や排水ドレンまわりまで含めて補修範囲が書かれているか
ベランダ防水を「ついで塗り」で済ませると、外壁がまだ持つタイミングでベランダのみ再防水工事が必要になり、その都度足場や養生が必要になります。トータルのメンテナンス費用で見ると、ここをきちんとやるかどうかで数十万円単位の差が生まれやすい箇所です。
dxウォールの家を15〜20年守るうえで、削れる項目と削れない項目ははっきり分かれます。光触媒との相性を踏まえた下塗り、目地だらけの外壁に合わせたシーリング計画、そしてベランダ防水の正しい仕様。この3つだけは、見積の数字よりも中身を優先してチェックしてみてください。
「どうせ塗るなら、15年先まで古く見えない色にしたい」
横浜や神奈川でそう考える方ほど、色選びを甘く見るとメンテナンス費用がじわじわ効いてきます。ポイントは、見た目だけでなく汚れの付き方と落ち方までセットでデザインすることです。
最近人気の高い薄いグレーやホワイトは、スタイリッシュですが、dxウォールの凹凸が深いほど「影」と「汚れ筋」が強調されます。私の視点で言いますと、現場で長く見ていても、次のバランスが一番失敗が少ないです。
| ベース色イメージ | 汚れの目立ち方 | おすすめ度 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 真っ白系 | 排気ガス・コケがくっきり | 低 | 眩しさとクラックも強調されやすい |
| 薄いグレー~明るいグレージュ | 汚れがなじみやすい | 高 | 都市部でも扱いやすいバランス色 |
| 濃紺・こげ茶 | 退色・色ムラが出やすい | 中 | 日当たりの強い面は要注意 |
コケや雨だれは完全には防げませんが、中明度のグレー系・グレージュ系に寄せると、汚れも経年変化も「背景」に溶け込みやすく、再塗装までのストレスがかなり減ります。
艶は見た目だけでなく、汚れの付き方と耐久性にも直結します。dxウォールのように意匠の陰影が深いサイディングほど、艶の選び方で印象が大きく変わります。
ツヤあり(5分~フルグロス)
光沢が強く、雨で汚れが流れやすい反面、ギラつきやテカりが出て高級外壁が安っぽく見えることがあります。
3分ツヤ前後
程よい落ち着きと汚れにくさのバランスが良く、dxウォールの立体感もつぶしにくい設定です。メンテナンス性との両立を狙うならここが狙い目です。
ツヤ消し
デザイン性は高くても、汚れが食いつきやすく、早めにくすんで見えやすいのが正直なところです。
耐久性だけを見れば艶が多いほど有利ですが、意匠系サイディングは3分ツヤ前後が“ほどよく長持ちする現実解”と感じます。
カタログやA4サンプルで決めてしまうと、完成後に「こんなに濃かった?」「グレーのはずがベージュっぽい」と感じるケースが非常に多いです。原因は面積効果と周囲の環境です。
失敗を避けるコツは次の通りです。
A4より大きい色板を用意してもらい、南面の外壁に養生テープで貼って見る
朝・昼・夕方、それぞれで色味とツヤ感をスマホで撮影して比較する
玄関ドア・サッシ・屋根の色と一緒に写る位置で確認し、全体のバランスを見る
濃い色で迷ったら、「候補より一段階明るい色」を検討しておく
色は好みだけでなく、次の塗り替えまでの15~20年をどう過ごすかを決めるメンテナンス計画の一部です。サンプル確認のひと手間で、「またこの色で塗りたい」と思える外壁に仕上げていきましょう。
「せっかく数百万円払ったのに、3年でシーリングが割れた」
現場では、こんな声が少なくありません。dxウォールは優れた外壁ですが、誰に工事を任せるかで寿命もコストもまるで別物になります。
ここでは、15〜20年点検で悩んでいる方がそのまま使える、業者選びの実戦チェックリストをまとめます。
まずは、よく相談を受ける3タイプの違いを整理します。
| 業者タイプ | 得意分野・強み | 気をつけたいリスク |
|---|---|---|
| ハウスメーカー系の工事部門 | 仕様や構造を熟知、保証やアフターサービスとの連携が取りやすい | メンテナンス費用が高くなりやすい(中間マージン・指定塗料・足場など)、工事は下請け職人になることが多い |
| 地域の外壁塗装専門店 | 価格と品質のバランスが取りやすい、サイディングや屋根の細かな補修に柔軟、職人の顔が見えやすい | dxウォールやジーヴォなどメーカー外壁の仕様を知らない会社だと、光触媒コーティングやコーキング量を読み違えることがある |
| 訪問販売・全国チェーン系リフォーム | 営業力が強く、即決を迫る提案が多い、キャンペーン価格を打ち出しやすい | 相場より極端に高い・安い見積もり、塗料のグレードが不透明、保証や会社の継続性が不安定なケースがある |
15年点検の見積もりを見て「高い」と感じたとき、いきなり真逆の“激安業者”に飛びつくのが一番危険です。
狙うべきは、dxウォールの構造を理解していて、かつ地域相場から大きく外れていない塗装専門店です。
同じ外壁塗装会社でも、メーカー住宅の外装をやり慣れているかどうかで結果がかなり違います。
営業トークより、こちらからの質問への“具体的な答え方”をチェックした方が精度が高いです。
面談や現地調査のとき、次の質問をそのまま使ってみてください。
「この家の外壁はdxウォールですが、表面仕上げやコーティングで気をつけるポイントはありますか?」
「光触媒やフッ素系のコーティングが残っている場合、どんな下塗り(シーラー・プライマー)を選びますか?」
「目地やサッシまわりのシーリング量が多い外壁ですが、打ち替えと打ち増しの使い分けはどんな基準ですか?」
「ベランダ防水は何工法か分かりますか?その工法に合う補修方法を教えてもらえますか?」
「ハウスメーカー仕様の家をこれまでどれくらい施工しましたか?ダイワハウスの物件事例はありますか?」
ここでのポイントは、専門用語だけ並べる会社よりも「理由までセットで説明できるか」です。
チェックしやすい目安を整理しておきます。
| 質問への反応 | 信頼度の目安 |
|---|---|
| 「dxウォールは目地が多いのでシーリング量が増えます。その分、養生とコーキングの費用は通常より上がります」など、費用への影響まで説明できる | ◎ 仕様理解と見積もりの透明性が期待できる |
| 「大丈夫です」「問題ありません」とだけ答え、具体的な塗料名や施工方法が出てこない | △ 経験不足か、担当者が現場をよく知らない可能性 |
| 「メーカー住宅は面倒なので割高になります」とだけ伝えてくる | ▲ 顧客目線より自社都合が優先になりやすい |
私の視点で言いますと、15年以上経ったサイディング住宅でトラブルが起きる現場ほど、「最初の業者選びの質問が足りなかった」と感じるケースが多いです。
最後は、実際に見積書を前にしたときの“聞き方テンプレ”です。
特にdxウォールは、塗料・シーリング・保証の3点セットを押さえないと、数年後にメンテナンス費用が二重払いになりかねません。
確認すべきポイントと質問例をまとめます。
1. 塗料に関する確認
「外壁の上塗り塗料の種類とグレードは何ですか?(シリコン・ラジカル・フッ素・無機など)」
「期待できる耐用年数と、実際にこの塗料で何年くらい持った事例がありますか?」
「光触媒仕上げへの密着実績はありますか?下塗りはどのメーカーの何という商品ですか?」
2. シーリング(コーキング)に関する確認
「シーリングは全面打ち替えですか?サッシまわりは打ち増しですか?」
「使用するシーリング材の耐久グレードは?(変成シリコン・超耐久タイプなど)」
「シーリングの保証年数は何年ですか?外壁塗装の保証と同じですか?」
3. 保証内容と範囲の確認
「外壁・シーリング・ベランダ防水・屋根、それぞれ個別に保証年数を教えてください」
「保証の対象は、色あせ・剥がれ・ひび割れ・雨漏りのどこまでですか?」
「不具合が出た場合、再塗装なのか部分補修なのか、その判断基準はありますか?」
これらを聞いたうえで、複数社の見積書を次のように並べて比べると、割高感やコスパが見えやすくなります。
| 比較項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 外壁塗料グレード | ラジカルシリコン | フッ素 | 無機 |
| シーリング仕様 | 全面打ち替え・高耐久 | 一部打ち増し | 全面打ち替え |
| ベランダ防水 | トップコートのみ | FRP再施工 | 施工なし |
| 保証年数(外壁/シーリング) | 8年/5年 | 10年/3年 | 10年/10年 |
| メンテナンス費用(総額) | 約○○万円 | 約○○万円 | 約○○万円 |
数字だけではなく、工事内容と保証をセットで見て初めて「高いか安いか」が判断できます。
15〜20年目のdxウォールは、ここでの選択が今後の10年分の安心を左右します。
一つずつ質問しながら、「納得できる説明をしてくれるかどうか」を業者選びの基準にしてみてください。
海も山もある神奈川は、教科書どおりの劣化では済まないエリアです。沿岸部は塩害、内陸は夏場の日射と冬場の結露で、同じ築年数でも外壁の傷み方がガラッと変わります。
| 気候要因 | 起こりやすい症状 | 早めに打つべき対策 |
|---|---|---|
| 海風・塩害 | 金属部のサビ、コーキングの硬化 | 付帯部の塗装グレードアップ、防錆下塗り |
| 湿気・北面の日当たり不足 | コケ・カビ・目地近くの汚れ | 高圧洗浄と防カビ性の高い塗料選定 |
| 強い日射・西日 | 色あせ、ヘアクラック | 耐候性塗料と色のトーン調整 |
私の視点で言いますと、同じ15年でも、海沿いと内陸でシーリングの持ちが2〜3年変わるケースが珍しくありません。点検報告書の「まだ大丈夫」をうのみにせず、地域の気候を前提に判断するのがポイントです。
いきなり訪問見積を呼ぶ前に、写真ベースでざっくりメンテナンス費用のレンジを掴んでおくと、ハウスメーカーの見積と比較しやすくなります。
| 用意する情報 | 伝える内容の目安 |
|---|---|
| 延床面積・階数 | 2階建て30坪前後など、おおまかでOK |
| 築年数・点検時期 | 築16年、15年点検後など |
| 気になる症状 | 目地割れの位置、ベランダのひび等 |
この3点と外壁のアップ写真があれば、足場・外壁塗装・シーリング・ベランダ防水をまとめたプランと、おおよその価格帯はかなり現実的なラインまで絞り込めます。「メーカーの見積が高いのか、内容が厚いのか」を判断するための物差しづくりと考えてみてください。
相談前に5〜10分だけ自分の家をチェックしておくと、診断の精度も上がり、ムダな工事提案も減らせます。
プロに見せたい撮影ポイントは次の3つです。
外壁の広い面が写る写真(北面と西面を優先)
目地・サッシまわりのシーリングのアップ
ベランダ床と立ち上がり、排水まわりのアップ
この3カ所で、外壁本体・命綱であるシーリング・雨漏りリスクが高い防水層を一通り判断できます。神奈川エリアは気候の影響でベランダからの雨漏りが目立つ地域でもあるため、「外壁だけ」で話を終わらせないことが、後悔しない相談の第一歩になります。
著者 – 株式会社匠美
大和ハウスの家にお住まいの方から、「15年点検で外壁と屋根に数百万円の見積りが出たが、これが普通なのか」「DXウォールは長持ちすると聞いていたのに」と相談を受ける機会が増えました。実際にで外壁診断に伺うと、外壁本体よりも先に、目地やサッシまわりのシーリング、防水の切れが限界に近づいているケースが目立ちます。中には、塗装を先送りしてきた結果、シーリングの割れから雨水が入り、下地の補修まで必要になり、費用も工期も膨らんでしまったお宅もありました。反対に、15年前後の段階でシーリングとベランダ防水をきちんと手を入れていたお宅は、その後の外壁塗装を落ち着いて計画できています。同じDXウォールでも、どこに優先的に予算をかけるかで総額が変わる現場を見てきたからこそ、「見積りのどこが要か不要か」「ハウスメーカーと専門店をどう使い分けるか」を整理してお伝えしたいと考えました。この記事が、突然出てきた大きな見積りに戸惑っている方の判断材料になり、必要なところにしっかりお金をかけつつ、削ってよい部分は冷静に見極める助けになれば幸いです。
匠美のご紹介
横浜市
No
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塗装実績!
※
株式会社匠美は、横浜市を中心に
神奈川県全域でリフォーム・リノベーション工事を行っております。
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※ 無機塗料使用実績
累計施工数
3,000
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横浜市の塗装実績
No. 1
一級塗装技能士
多数在籍
検索エンジン口コミ評価
4.8
自社補償
最長
10年
横浜・神奈川、東京エリアでの
安心・安全な施工&塗装実績!
横浜市
施工実績
No.
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※無機塗料
施工実績
3000
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在籍しているからできる
クオリティと実績数!