屋根塗装を考えているけど、できるだけ長い期間、屋根を美しく保てるようにしたい。普通に塗装すれば問題ないのかな。
このようにお悩みではありませんか？
屋根や外壁は建物の印象を決定づけてしまいますので、いつまでも美しい仕上げの状態で保ちたいものです。しかし、施工方法や使用塗料によって屋根の美しい仕上げを維持するのが難しいケースもあります。
そこで今回は屋根塗装で屋根を美しく仕上げる方法、美しさを保つ秘訣についてお話ししますので、どうぞ最後までお読みください。
屋根塗装すれば屋根が美しくなるのは当たり前では？
屋根を美しく仕上げる方法として、屋根塗装、屋根材張替え、カバー工法など様々なやり方があります。屋根塗装などをすれば屋根が美しくなるのは当たり前だと思いますよね？
しかし、施工方法や職人の熟練度、塗料によって仕上がりは変わります。
屋根塗装すれば、これまでの劣化した屋根と比較すると美しく見えるのは当然のことです。しかし、屋根全体の色バランスや凹凸感などは太陽光の反射、影によってはっきりと仕上げの違いがわかるものなのです。
屋根塗装方法によって仕上がりが変わります
屋根塗装は塗料を塗布するだけだから、見た目はあまり変わらないように思えますよね。しかし、特定の工程を抜かしてしまうと塗料の色ムラなどが目立ち、美しい仕上がりにはならないのです。
【屋根塗装を美しく仕上げる工程】
l 高圧洗浄
経年劣化した屋根はコケやカビが繁殖したり、ほこりなどで汚れが蓄積していきます。塗装前にしっかり汚れを落とすことで、塗料の接着力を高めます。
l 下地補修
屋根は外部の様々な要因により屋根材のひび割れ、欠損、剥離、板金部分のコーキング剥離などが発生します。屋根の劣化部分を未補修で塗装すると、塗装後数年で雨漏りが発生したり、屋根材が剥離するなどの事態が起こる可能性も否定できません。また、未補修部分が仕上げにそのまま現れますので、屋根全体が美しくならないことも。
l 下塗り
屋根塗装の下塗りとは「シーラー」という塗料の接着剤のことを指します。屋根塗装前に屋根が白くなる工程を見たことがある人もいるのではないでしょうか。屋根の下塗りをせず、直接塗料を塗布すると塗料の密着力が弱くなり、部分剥離を引き起こしたり、早い段階で屋根塗装が劣化してしまいます。結果、長期間屋根を美しい仕上がりに保つことが難しくなります。
l 中塗り
屋根塗装の中塗りは上塗りと同じ塗料を使用します。なぜ、同じ塗料を2回も塗るの？1回で仕上げれば費用も安くなるのでは？このように感じる方もいるでしょう。しかし、塗料は粘り気があるため、1回で広範囲を塗装すると色ムラになります。腕の良い職人さんでも1回で仕上げるのは厳しいでしょう。中塗りは屋根を美しく仕上げるためには絶対条件です。
l 上塗り
屋根塗装の最後の工程は上塗りですが、ローラーや刷毛を用い、最後の仕上げをします。薄く塗ることで色ムラを無くし、遠方からみても輝くような美しい屋根に仕上がるのです。
工程の一部を抜かして工事費用を安くする塗装業者も存在しますが、屋根を美しく仕上げるために、上記の工程の重要性を理解しておくことで、業者選びの指標にもなりますよ。
屋根塗装で屋根を美しく仕上げる方法【技術編】
屋根塗装で屋根を美しく仕上げる方法は塗装方法によって変わるということ以外に、職人の熟練度によっても違いがでます。
例えば、塗装経験1年目の職人と、10年の職人では明らかに熟練度が違いますよね。さらに言うと、無資格の塗装職人と一級塗装技能士では社会的信用も、説得力も違います。
屋根塗装はローラーや刷毛で塗料を塗布するだけなので簡単そうに見えますが、塗装技術の習得は難しく、一人前の職人になるまでに最低でも5～6年は必要だと言われます。
塗装業界最高峰と言われる「一級塗装技能士」は実務経験が7年以上必要で、学科と実技の試験に合格して取得が可能になる資格です。塗装技術は一般的には「親方」から学び、身に付けますが、親方の技術が未熟であったり、独学であれば全ての建物を均一に美しく仕上げることは厳しいでしょう。しかし、国家資格である一級塗装技能士はあらゆる条件下で所定の時間での作業終了、仕上げの美しさにより合否が決定されます。つまり、一級塗装技能士は塗装のプロ中のプロということです。屋根塗装の仕上げの美しさは技術力によっても大きな違いが出るものなのです。
屋根塗装で屋根を美しく仕上げて自慢したくなる我が家へ！
屋根や外壁は建物の印象を決定してしまいます。また、美しい屋根や外壁は周りからみても羨望の存在と言えるでしょう。さらに、塗装の同業者から見ても美しく塗装された屋根に対し「職人の熟練度が高い」という評価をすることも十分あります。屋根は定期的な塗装によるメンテナンスが必要ですが、できるだけ長く美しい仕上げを維持したいものですよね。
屋根塗装で屋根を美しく仕上げ、自慢したくなる我が家にしませんか？
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