「外壁塗装に使用する塗料は、性能やコストに違いがあるの？塗料の性能による違いは何？」

このように悩んでいませんか？

外壁塗料は性能により塗装が長持ちする製品や、コストは安いが耐久性は低い製品などさまざまです。
何を基準に塗料を選択するかは家庭個々により違います。

塗料の種類や特徴を知っておくと、塗料選びに迷いがなくなるためぜひ覚えておきましょう。

そこで今回の記事では塗料選びの極意についてお話しします。

また、外壁に使用される塗料の種類や特徴についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

外壁塗料の種類と特徴

外壁塗料には「水性」と「油性」があり、数年前までは油性塗料が主流でした。

しかし、近年では水性塗料の性能が向上し、臭いが少なく管理が容易な水性塗料が外壁塗料として使用されています。

現在主流の外壁塗料の種類は概ね5つに分けられています。

外壁塗料の種類

スクロールできます→

現在、外壁塗装の主流となっているのは「シリコン系」ですが、近年フッ素系とシリコン系の中間に位置する「ハイブリッド系」塗料も人気が高まっています。

ハイブリッド系は環境に配慮した塗料で、塗料メーカーが今後、商品ラインナップを増やしていくことが予想されますので注目です。

外壁塗料選びの極意

外壁塗料選びの極意は「何を優先して塗料を選ぶか」ということです。

例えば、高価でも外壁を美しく長持ちさせたい、また、費用の関係で短期間での美観維持でも大丈夫など、自宅建物をどのように維持していくかにより塗料の選び方が違ってきます。

そのため、外壁塗装を選ぶ前に塗料の種類、性能、価格を知っておく必要があります。

注意しないとならない点は「安価な塗料」はそれなりの性能で、塗装サイクルが短く劣化速度も速いため、結局は割高になることもあるということです。

外壁塗料はランニングコストや性能面を十分考慮した上で選ぶようにしましょう。

外壁塗料を性能で選ぶ【長持ち】

外壁塗料選びの極意のひとつとして「性能」で選ぶという選択肢があります。

外壁塗料を性能で選ぶ場合

■ フッ素系塗料
耐用年数は約13年～15年と長く、長期間外壁の美観を維持することができます。しかし、価格は他の塗料と比較し高価です。
価格：3,500円～5,000円/㎡

■ ハイブリッド系塗料
耐用年数は約12年～15年で、現在主流のシリコン塗料と比較しても環境に優しく、耐用年数が長いです。
価格：3,000円～4,000円/㎡

フッ素系塗料、ハイブリッド系塗料以外にも遮熱塗料など、特殊な性能を持つ塗料もあります。

高性能な塗料は高価ですが耐久性も高いため、長期間美しい外観を保つことができますので、外壁を長持ちさせたいという方にはベストチョイスと言えるでしょう。

外壁塗料をコストで選ぶ【費用を抑える】

外壁塗料選びを「コスト」重視にする場合、シリコン塗料かウレタン塗料が選択肢に入ります。

外壁塗料をコストで選ぶ場合

■ シリコン系塗料
耐用年数は10年～13年で価格も手ごろで、性能も高いことから現在主流の外壁塗料となっています。
価格：2,500円～3,500円/㎡

■ ウレタン系塗料
ウレタン塗料は木材、金属など塗装場所を選ばない「万能型塗料」です。塗装場所の環境により耐用年数もそれなりに期待できる塗料と言えます。
価格：1,800円～2,500円/㎡

コストが安い製品に「アクリル塗料」がありますが、耐用年数が低く塗装サイクルが短いため、あまりおすすめできません。

また、アクリル塗料は耐水性が高くないことから外壁塗装にはあまり向いていませんので、外壁塗装工事の際はウレタン塗料以上の塗料を選ぶようにしましょう。

外壁塗料は自宅に最適な商品を選ぼう

外壁塗料を選ぶ極意は、自宅建物をどのように維持していくかにより大きく変わります。

コスト重視であまりお金をかけたくないのならアクリル塗料という選択もありますが、塗装サイクルが短いためコストパフォーマンスは低くなります。

外壁塗料を何の基準で選ぶかは家庭により違いますが、塗料の種類や性能を知っておかないと、塗装業者がどのような塗料を塗布しているのかがわからず後悔することにもなりかねません。

外壁塗装工事前には「自宅に合う塗料」を考慮し外壁塗装業者へ内容を伝えた上で、見積書を提出してもらい、外壁塗料のメリット・デメリットも合わせ、詳細な説明をしてもらうことがベストです。

外壁塗装工事で後悔しないよう「自宅に最適な外壁塗料」を選ぶようにしましょう。

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