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CASE

施工実績

屋根工事、外壁塗装から住宅リフォーム全般の施工を行っています。

2025.10.20

神奈川県相模原市の外壁塗装事例|無機塗料で長持ち&上品な仕上がりに

外壁塗装

築年数が経過し、外壁の色褪せやコーキングの劣化が目立ち始めていたため、見た目の美しさと防水性の両方を取り戻すための外壁塗装を実施しました。耐久性とコストバランスを重視し、無機塗料を採用。長く安心して暮らせる住まいへと生まれ変わりました。

地域神奈川県相模原市
工事種別外壁塗装工事
工事内容/内訳仮設足場設置 高圧洗浄(外壁・軒天・付帯部) コーキング撤去・打ち替え 下地補修 外壁3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り) 軒天・雨樋・破風板・雨戸塗装 足場解体・清掃
工期約3週間
ご要望・お悩み外壁の汚れやコケの発生が目立ち、近年は雨のあとに外壁の色ムラが気になる状態でした。ご主人からは「そろそろ全体的にきれいにしたい」「できるだけ長持ちする塗料を選びたい」とのご相談をいただきました。
また奥様からは「以前よりも少し明るくしたいが、派手すぎない色にしたい」とのご希望があり、カラーシミュレーションを活用して複数パターンを比較検討のうえ、落ち着きのあるアイボリー系の外壁色に決定しました。

施工担当者のコメント

無機塗料による外壁塗装を美しく、かつ長持ちさせるためのコツは、塗料の特性を理解したうえで、下地処理から仕上げまでの各工程を正確に行うことにあります。無機塗料は、ガラス成分を主成分とする無機質系樹脂を用いており、紫外線や酸性雨に極めて強く、他の塗料と比較しても飛び抜けた耐候性を持ちます。一方で、密着力や柔軟性はやや低いため、施工では「下地との相性をいかに整えるか」が仕上がりを左右します。施工前にチョーキングやクラック、シーリングの劣化を徹底的に確認し、下地を健全な状態に戻すことが何よりも重要です。特にサイディング外壁では、古いシーリングを撤去してから打ち替えを行い、乾燥時間をしっかりと取ることで、塗膜の追従性を高めることができます。

下塗り工程では、無機塗料専用または高密着型のシーラーを使用し、素地との密着を確実に確保します。ここでの吸い込みムラや塗り残しは、後の塗膜剥離や艶ムラの原因になるため、壁面の状況に応じて塗布量を微調整しながら均一に仕上げます。中塗り・上塗りの工程では、塗料の特性上、厚塗りを避けて適正膜厚を守ることが大切です。無機塗料は非常に硬化度が高いため、厚く塗りすぎるとひび割れを起こすリスクがあるため、職人はローラー圧を一定に保ちながら、塗布方向を交差させてムラを防ぎます。特に日差しの強い面や風の当たる場所では、乾燥が早すぎて塗料が伸び切らず、ローラーマークが残ることもあるため、気温と湿度を考慮して作業時間を調整することが求められます。

仕上げ段階では、艶感のコントロールも大きなポイントです。無機塗料はガラス質の光沢を持つため、わずかな塗りムラも光の反射で目立ちやすくなります。そのため、最終工程ではローラーの転がし方向を統一し、日光の入り方を意識して仕上げることで、滑らかで均一な艶を出すことができます。塗膜硬化後には、表面に親水性の被膜が形成され、雨水が汚れを浮かせて洗い流す「セルフクリーニング効果」が発揮されます。これにより、長期間にわたって美しい外観が維持され、メンテナンスコストを大幅に抑えることが可能になります。

つまり、無機塗料を用いた外壁塗装のコツは「下地処理の徹底」「塗布量と乾燥時間の管理」「艶と光の流れを意識した仕上げ」という3点に集約されます。見た目の美しさと機能性を両立させるためには、素材の性質を理解し、塗料が持つ耐久性を最大限に引き出す職人の経験と精度の高い施工管理が欠かせません。

お客様の声

長年気になっていた外壁のくすみがなくなり、家全体が明るくなりました。最初の打ち合わせから丁寧に説明してくれたので安心できました。色選びでは何度も相談にのってもらい、最終的に納得のいく仕上がりになりました。
職人さんも毎日きちんと挨拶してくれて、作業も丁寧で信頼できました。工事中も細かな報告をしてもらえたので、不安なく任せられました。

施工前→施工中→施工後①

外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装

施工前は全体的に色褪せや黒ずみが進行し、外壁表面にはチョーキング現象が発生していました。特にベランダ側は紫外線と雨風の影響を受けやすく、塗膜が粉状に劣化して手で触れると白くなる状態で、防水性能の低下が明確に見られました。そうした下地のコンディションを確認したうえで、まずは養生を徹底し、窓枠や手すり、床面などの塗料が付着してはいけない箇所をしっかり保護。高圧洗浄で長年の汚れを除去したのち、下塗りによって外壁の吸い込みを均一化し、塗膜の密着を高めるための下地づくりを行いました。施工中は、中塗り・上塗りを重ねていく工程で、塗料の色艶が次第に深みを帯びていきます。塗装職人は、塗り継ぎ跡やローラーむらが出ないよう、乾燥具合を見極めながら均一に塗布。特にベランダのように光が当たりやすい場所では、艶感のムラが仕上がりに大きく影響するため、日の傾きに合わせて塗布方向を調整しながら作業しました。塗装後は艶の流れが自然に整い、光の反射で表情豊かに見える仕上がりに。施工後は、くすみのない明るい外壁に生まれ変わり、ベランダに立ったときの印象も一変しました。塗膜は均一でしっとりとした艶を持ち、外壁とサッシの取り合い部分も美しく際立っています。塗料の防水性が復活したことで、今後は雨だれやカビの発生が大幅に抑えられる見込みです。塗り替えによって外観の美しさだけでなく、住まい全体の防御性能と快適性が向上し、日常の中で「きれいになった」と実感できる仕上がりとなりました。

施工前→施工中→施工後②

外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装

施工前は外壁全体に経年劣化による退色や細かなひび割れが見られ、塗膜が粉化している状態でした。特に南面では紫外線の影響を強く受け、色ムラや艶引けが進行しており、外観全体がややくすんだ印象を与えていました。また、外壁とタイルの取り合い部分には汚れが溜まりやすく、美観の低下だけでなく、防水機能の低下も懸念される状況でした。そのため、まずは下地処理から丁寧に施工を開始し、旧塗膜の劣化部分を除去した後に高圧洗浄で表面の汚れや粉化層をしっかり落とし、健全な素地を確保しました。施工中は、下塗りで密着性を高めたうえで中塗りを施し、塗膜の厚みと均一性を確保する工程に移ります。この段階で塗料が外壁表面にしっかりと絡み、細かな凹凸にも均等に行き渡るよう、ローラーの押さえ具合や塗布方向を細かく調整しながら仕上げました。さらに、外壁下部のタイルとの境界では、塗り分けラインを正確に出すためにマスキングを慎重に行い、塗膜が重なったり滲んだりしないよう細心の注意を払っています。塗装職人が天候や日射の角度を確認しながら乾燥時間を調整することで、塗料の艶と発色を最大限に引き出すことができました。施工後は、以前の色褪せた印象が一新され、温かみのあるブラウン系の外壁が建物全体を引き締めています。タイルとのコントラストが美しく際立ち、落ち着きのある中にも高級感が漂う仕上がりとなりました。塗膜表面は均一で、光を受けたときの艶感が自然に出ており、見る角度によって微妙に異なる陰影が生まれています。防水性も回復し、これからの季節でも雨水の浸入をしっかり防げる状態となりました。建物の印象が大きく変わるとともに、外壁本来の機能と美観を両立させた、耐久性の高い仕上がりとなっています。

施工前→施工中→施工後③

外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装

施工前は外壁の表面に細かな汚れやくすみが蓄積し、特に日陰部分では藻の発生や黒ずみが目立っていました。配管まわりの塗膜は紫外線と雨水の影響を長年受け続け、部分的に艶が失われていました。サッシ枠や床面の取り合い部分には、旧塗膜の劣化により微細なひび割れが確認され、防水機能の低下が懸念される状態でした。そのため、まずは高圧洗浄で汚れと古い塗膜の粉化層を除去し、塗料の密着性を確保する下地づくりから着手しました。続いて、周囲のサッシや玄関ドア、床面には養生を施し、塗料の飛散を防ぐために細部までマスキングを丁寧に行いました。施工中は、下塗りをしっかりと行い外壁全体の吸い込みを均一化させたうえで、中塗り・上塗りの工程へと進みました。外壁の凹凸にローラーを密着させながら、塗料が薄くならないよう力加減を調整し、特に角部や配管の裏側など塗り残しが起きやすい箇所は、刷毛でのダメ込み作業を併用しています。また、乾燥時間をしっかり確保することで塗膜の艶ムラを防ぎ、気温や湿度に合わせて作業時間を微調整しました。塗料には耐候性の高いシリコン系塗料を採用し、将来的な退色や汚れの付着を抑える仕様としています。施工後は、外壁全体が明るく清潔感のある印象に生まれ変わりました。光を受けた際の艶感が自然で、玄関まわりの外観が一段と引き締まっています。配管や電気メーターまわりも塗りムラがなく、美しく統一された仕上がりとなりました。細部まで丁寧に塗り上げたことで、塗膜がしっかりと厚みを持ち、防水性と耐久性が大幅に向上。外観の美しさだけでなく、建物を長く守るための機能性も兼ね備えた仕上がりとなりました。

無機塗料による外壁塗装のコツ

無機塗料による外壁塗装を高品質に仕上げるためには、塗料の持つ特性を正しく理解し、それに合わせた施工管理を徹底することが欠かせません。無機塗料はガラスやセラミックなどの無機成分を主原料とし、紫外線や雨水、熱に非常に強いのが特長です。一般的な有機塗料に比べて劣化の原因となる結合が少なく、耐用年数は15〜25年と長く、退色やチョーキングが起こりにくい点が最大の魅力です。しかし一方で、塗膜自体が硬く弾性が低いため、下地の動きや施工不良に弱いという性質があり、施工には緻密な下準備と技術が求められます。

まず最も重要なのは下地処理です。どんなに高耐久な無機塗料であっても、下地の密着が不十分であれば塗膜は早期に剥がれてしまいます。施工前には高圧洗浄で汚れや旧塗膜の粉化層をしっかり除去し、ひび割れや劣化部は補修して表面を均一に整えます。サイディングやモルタルなど素材の種類に合わせて、密着力を高める専用プライマーを選定し、吸い込みのムラを抑えることが長期耐久の鍵となります。また、シーリング部分は特に無機塗料の硬質性と相性を考慮し、可塑剤の少ない高耐候型シーリング材で打ち替えを行うことが望ましいです。

塗装工程では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を基本とし、各層ごとに十分な乾燥時間を確保することが大切です。無機塗料は硬化が早い反面、乾燥途中で次の工程に入ると塗膜の層間剥離や艶ムラの原因となるため、気温・湿度・風速を見ながらインターバルを厳守します。塗布量はメーカー指定値を基準に均一を意識し、厚塗りを避けて適正膜厚を維持します。特に凹凸面や入り隅は塗り残しや薄膜になりやすいため、ローラーと刷毛を併用しながら確実に塗り込むことが重要です。

仕上げでは、光沢と質感の均一さが美観の決め手となります。無機塗料はガラス質の艶が特徴的で、わずかな塗りムラでも光の反射で目立ちやすいため、ローラーの転がす方向を一定に保ち、光の流れを意識して仕上げます。乾燥後には塗膜表面に親水性が生まれ、雨水が汚れを浮かせて洗い流すセルフクリーニング効果が発揮されます。これにより、長期間にわたって外観の美しさを維持し、メンテナンスの手間も大幅に削減できます。

無機塗料の性能を最大限に引き出すには、「下地を丁寧に整えること」「乾燥時間と塗布量を厳守すること」「塗りムラを出さない職人の技術」の三つを徹底することが基本です。この手順を忠実に守ることで、外壁の防水性・耐候性・美観を長期間維持し、まさに“長持ちする美しい外壁”を実現できます。